奈良の大仏や南大門の金剛力士像で知られる世界遺産、東大寺。学生時代に修学旅行で訪れた方も多いのではないでしょうか。 大仏殿が有名ですが、他にも日本最大級の山門や、奈良の美しい眺めを味わえる二月堂など、見逃せないスポットが […]

奈良の大仏や南大門の金剛力士像で知られる世界遺産、東大寺。学生時代に修学旅行で訪れた方も多いのではないでしょうか。
大仏殿が有名ですが、他にも日本最大級の山門や、奈良の美しい眺めを味わえる二月堂など、見逃せないスポットが多数!
広い敷地内をスムーズに参拝するおすすめルートや御朱印情報をご紹介します。

記事配信:じゃらんニュース
※この記事は2020年8月6日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。

東大寺ってどんなお寺?

平和の願いが込められた大仏

聖武天皇によって幼くして亡くなった皇子の弔いのため建立された山林寺院を前身とする東大寺。

政変や飢饉等で苦しむ民衆のため、743年に「大仏造立の詔」を発願。動物も植物も生きとし生けるものすべての幸福を願い、大仏(正式名称「盧舎那仏(るしゃなぶつ)」)が造られました。

その後、大仏は兵火によって二度被災。一度目は平安時代末期1180年の源平合戦、二度目は1567年の戦国時代。そのたびに再興され、現在の大仏は1692年に修復後の開眼供養がなされ、1709年には大仏殿が完成しました。

大仏の頭部は江戸時代、体の大部分は室町時代以降に補修されましたが、袖や膝、台座部などに建立当時の部分も残っています。

大仏は高さ約15メートル、大仏を下支える基壇の周囲は約70メートルという圧倒的な規模を誇ります。

東大寺

広大な敷地には貴重な国宝がたくさん

東大寺には、8つの国宝建造物と、14件24軀の国宝仏、その他絵画や書籍など9件の国宝があります。

大仏、南大門、金剛力士立像などの有名どころをはじめ、法華堂(ほっけどう)は、建造物はもちろん、中に安置されている仏像の全てが国宝です。

東大寺

これほど一度に多くの国宝が見られる場所は、日本でも数えるほど。他には、法隆寺や興福寺もたくさん所有していますが、どちらも奈良にありますので、時間があったらぜひ足を伸ばしてみてください。

たくさんの宝物を所蔵していた「正倉院(しょうそういん)」も東大寺の敷地内になりますが、ここは現在、宮内庁の管轄となっています。

参拝コースなどおすすめのまわり方

まずは境内マップ全体をチェック!

広大な敷地が広がる東大寺。南大門からまっすぐ伸びる先に大仏殿があり、その左右にも様々なお堂がたくさん並んでいます。

敷地内は自然豊かで、美しい池や石段もあり、桜や紅葉の季節には素敵な写真が撮れること間違いなし。ぜひゆっくり散策してみてください。

東大寺

境内図引用:東大寺公式

参拝のスタートは南大門から

参道を抜けた先にあるのが、国宝の南大門。鎌倉時代に再建されたもので、その高さは約25メートルもあり、日本最大級の山門になります。

どっしりとした構えをしている一方で、門の中から上を見上げると天井がなく柱と貫だけというシンプルな造りであることがわかります。この建築が地震にも比較的強いことから、現在まで立派な姿を残しているのです。

東大寺

門の中にはかの有名な運慶(うんけい)、快慶(かいけい)ら慶派の仏師が1203年に造立した「金剛力士像」が安置されています。

大仏殿に向かって左側に口を開けた「「阿行(あぎょう)像」、右側には口を閉じた「吽行(うんぎょう)像」。

どちらの像も、力を込めてグッと開いた掌や地面を固く踏み締める足、筋骨隆々の体躯、風にたなびく布の表現など、見れば見るほどその迫力を感じます。

一体につき約3000ものパーツを組み合わせて、たった69日という驚異的なスピードで作り上げたというから驚き。ぜひ鎌倉時代の傑作を間近でご覧ください。

東大寺

絶対に外せないスポット大仏殿へ

南大門からまっすぐ進むと、左手に東大寺ミュージアム、右手に鏡池があり、正面に大仏殿が見えてきます。

回廊沿いを左に進んだところにゲートがありますので、600円の入堂料をお支払いしていざ中へ。

東大寺

大仏殿は高さ約48メートル、正面の幅約57メートル、奥行き約50メートル。世界最大級の木造建造物ですが、創建当時と比べると幅は約3分の2のサイズになっているとのこと。

大晦日から元旦の朝と、8/15に大仏殿のまわりに2500基ほどの灯籠が並べられる万灯供養会(まんとうくようえ)の日には、正面上の窓が開かれ、大仏のお顔を大仏殿の外から拝むことができます。

※2020年度は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、灯籠の設置を中止しています。

大仏殿の正面にあるのが、国宝に指定されている「金銅八角燈籠(こんどうはっかくとうろう)」。

実はこちら、奈良時代の大仏開眼と同時期に鋳造されたものだとか。四面に当時の楽器を奏でる菩薩、残りの四面に雲の中を駆ける獅子が彫られています。

東大寺

大仏殿の中に入ると圧倒的な存在感の大仏様が安置されています。

大仏殿の中は左回りで一周でき、中では虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)、如意輪観音(にょいりんかんのん)、広目天(こうもくてん)、多聞天(たもんてん)などの仏像や、創建当時の東大寺の復元模型なども見られます。

神社仏閣では、内部での写真撮影を禁止しているところが多いのですが、大仏殿は自由に撮影OK。ただし、三脚の使用はNGとのことですので、ご注意ください。撮影時はマナーを心掛けましょう。

東大寺

大仏殿にあるのが「柱の穴くぐり」。穴のサイズは30センチ×37センチで、大仏の鼻の穴と同じ大きさと言われています。

なぜ穴が空いているのかは諸説あり、鬼門除け、材木の採寸間違いなど様々。

穴をくぐると「無病息災」や「祈願成就」のご利益があるとか。見ているとお子さんや小柄な女性はすんなりくぐり抜けていましたが、体格のいい大人の男性はなかなか難しそうです。

※当分の間、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、「柱の穴くぐり」を中止しています。

東大寺

大仏殿の中には、御朱印をいただける授与所があり、廻廊にも売店があります。お守りや東大寺オリジナルグッズのお土産なども扱っていて、賑わっていました。

※当分の間、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、おみくじと絵馬の販売を中止しています。

東大寺

二月堂や法華堂も見逃せない

大仏殿でお参りして東側の出口から出たら、左に進みましょう。鳥居をくぐると、左手に登っていく石畳の道があります。

ここは二月堂裏参道といって、絵葉書などにもよく使われる写真スポット。左手には風情ある土塀が続き、桜をはじめとして季節ごとに様々な花や紅葉を楽しむこともできます。

東大寺

石段を登った先にあるのが、国宝「二月堂」。

回廊の舞台からは、大仏殿はもちろん奈良の街並みや平城京跡まで見渡せる絶景ポイント。普段は24時間いつでも開放されていますので、夕焼けや夜景を楽しむこともできます。

また、二月堂は3月に2週間に亘って行われる「修二会(しゅにえ)」の行事でも有名。「お水取り(みずとり)」や「お松明(たいまつ)」の名で聞いた事がある方もいるかもしれません。

人々の幸福を願うために行われるこの行事は、なんと752年の創始から毎年これまで一度も欠かすことなく行われ、その数は既に1260回以上。

特にお堂の舞台の上で大きな松明が振られる「お松明(たいまつ)」は、夜空に炎が舞い上がる幻想的な景色。参拝者にも公開されていますので、機会があればぜひ!

東大寺

二月堂を出て左手にあるのが、国宝「法華堂」。こちらは奈良時代の建立された貴重な建造物で、「三月堂」の名でも知られています。

ここはまさに国宝の宝庫。一部の仏像は東大寺ミュージアムに移されましたが、「不空羂索観音立像(ふくうけんさくかんのんぞう)」「梵天(ぼんてん)・帝釈天(たいしゃくてん)立像」、現在も奈良時代の価値ある仏像が多数安置されており、静かなお堂の中でじっくり拝観する事ができます。

東大寺

ここまでが基本となる参拝ルートで、所要時間としては2時間ほど。

戒壇堂は2020年7月1日より保存修理・耐震化工事のため、約3年間拝観を停止しています。仏像ファンから圧倒的な支持を集める国宝の「塑像四天王立像(そぞうしてんのうりゅうぞう)」は、東大寺ミュージアムで拝観することができます。

また、通常非公開の戒壇院千手堂を特別に公開しており、参拝者の少ないエリアなので、落ち着いて参拝することができます。

東大寺の御朱印・お守り情報

東大寺の御朱印授与所は11箇所!

東大寺は御朱印授与所の数も多く、いただける御朱印の数は20種類とも言われています。

先ほどご紹介した参拝ルートでは、まず大仏殿で1種類。「華厳」を大きく書かれた御朱印です。

二月堂では4種類あり、一つは二月堂の御詠歌「ありがたや ふしぎは一か 二月堂 わかさの水を むかへたもふぞ」が書かれています。法華堂では通常、「法華」と「不空羂索観音」と書かれた2種類の御朱印がいただけます。

他にも、千手堂、四月堂、念仏堂など、様々なお堂で御朱印をいただけますので、散策をしながら境内を回ってみてください。尚、千手堂の御朱印は、令和5年7月までの特別公開期間中の予定です。

東大寺
東大寺

おすすめのお守りは、オリジナルの大仏様守り(700円)。

赤と紫があり、片面には大仏様が大きく金色で刺繍され、もう一歩には大仏殿と東大寺の文字が刺繍されています。所願成就のお守りで、大仏殿で購入することができます。

東大寺

他にも大仏様のそばいる蝶々が刺繍された「縁結び守り」、二月堂オリジナルの「智慧守り」など、東大寺はお守りの種類が豊富!ぜひお店を覗いてみてください。

東大寺までのアクセス

駅からのバスが便利

JR奈良駅・近鉄奈良駅からは、奈良交通の「市内循環・外回り」に乗って、「東大寺大仏殿・春日大社前」バス停で下車し、徒歩5分ほどで到着します。

土日祝日の場合は、9時~17時の間、15分間隔で運行し、運賃100円の「ぐるっとバス」が安くて便利。

JR奈良駅や近鉄奈良駅から「奈良公園ルート」「大宮通りルート」のいずれかに乗り、「大仏殿前駐車場」のバス停で下車すると東大寺のすぐ目の前に到着。平日の場合は、「大宮通りルート」のみ30分間隔で運行しています。

※運休の日もありますので、詳しくは「ぐるっとバス」の公式サイトをご確認ください。

バスは、指定区間内であれば乗り放題になる「フリー乗車券」(区間と日数により500円・1000円・1500円の3種類あり)もお得。

奈良公園エリアだけでなく、唐招提寺、薬師寺、平城京、法隆寺など、多くのスポットを観光したい方はぜひ活用してみてください。

近鉄奈良駅からは徒歩20分ほど

近鉄奈良駅の東口改札を出て地上へ。そのまま東に向かって国道369号線をまっすぐ進みます。途中、右手に興福寺、奈良公園、奈良国立博物館など観光スポットもたくさん!

ちょっと寄り道したり、鹿と写真撮影をしたりしながら、楽しく東大寺まで歩けるルートになっています。

奈良国立博物館を超えたら、左手にお土産屋さんが並ぶ東大寺の参道と、その奥に南大門が見えてきます。途中、案内表示もありますので、迷うことなくたどり着けますよ。

■東大寺
[住所]奈良県奈良市雑司町406-1
[拝観・開館時間]
大仏殿【4月~10月】7時30分~17時30分【11月~3月】8時~17時
法華堂・千手堂 8時30分~16時(時短拝観)
東大寺ミュージアム【4月~10月】9時30分~17時30分(最終入館17時)【11月~3月】9時30分~17時(最終入館16時30分)
※戒壇堂は2020年7月1日より保存修理・耐震化工事のため約3年間の拝観停止となります。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、随時拝観内容を変更しています。ご参拝の際には、東大寺ホームページをご確認ください。
[定休日]無休
[アクセス]【徒歩】近鉄奈良駅から、登大路町を東へ徒歩約20分
【電車とバス】JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から市内循環バス(外回り)「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分、または市内循環バス(外回り)「氷室神社・国立博物館」バス停下車、徒歩約5分、または近鉄奈良線「奈良駅」から、ぐるっとバス(大宮通りルート・奈良公園ルー ト)「大仏殿前駐車場」下車すぐ
【車】名神高速道「京都南IC」から京奈和自動車道経由約60分、京奈和自動車道「木津IC」から南へ約7km、第2阪奈有料道路「宝来IC」から東へ約8km、西名阪自動車道「天理IC」からR169経由北へ約10km
[駐車場]周辺に有料駐車場あり
[料金]大仏殿・法華堂・戒壇堂、東大寺ミュージアム、それぞれで入堂料がかかります。個人の場合 大人600円、高校生・中学生600円、小学生300円
※セット券あり(大仏殿・東大寺ミュージアム)大人(中学生以上)1000円、小学生400円
「東大寺」の詳細はこちら
「東大寺」の口コミ・周辺情報はこちら

※新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、各自治体により自粛要請等が行われている可能性があります。
※お出かけの際は、お住まいやお出かけされる都道府県の要請をご確認の上、マスクの着用、手洗いの徹底、ソーシャルディスタンスの徹底などにご協力ください。
※掲載の価格は全て税込価格です。



出典元

出典元:じゃらんニュース

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